小さい頃からネコもイヌも好きな方でしたが、飼ったことがありませんでした。
生き物を飼うことがなかった一番の理由は、親が好んでいなかったから・・・
自分が生まれる前に、一度イヌを飼ったことがあったらしいのですが、すぐに亡くなってしまったことがあるのが、トラウマに残っているのかもしれません。
そんなこともあり我が家では、一生動物を買って飼うことなんてないと思っていました。
良く動画であるような子猫を保護することを夢に見ながら暮らしてました。
なにかの意思が働いたのか、ある日我が家の駐車場に怪我をして倒れている子猫を発見し、保護して飼うことになるなんて。
犬派の女性陣、猫派の男性陣
親の動物は飼わない方針に加え、我が家では犬派と猫派に別れていて、意見が一致してないません。
奥さんと娘の女性陣はブサカワ系の犬が好きで、フレンチブルドッグとかパグなどが飼いたいと結構前から言ってました。
ペットショップで抱っこしたりして写真を撮ってもらったりと、「飼いたい」アピールも半端なくありました。
うちの親(祖母)の説得までは至らず飼うことところまで至っていませんでした。
一方、自分(父)と息子の男性陣は猫派を自負したました。犬も嫌いじゃないし、知り合いの犬と遊ぶとかなら、ずーっと遊んでられるくらい犬も好きですけど、それ以上に猫の存在が好きな猫派です。
ただ息子に関しては、過去に動物園の猫カフェ的なところで、じん麻疹のような症状が肌に出てしまったことがあり、猫アレルギーの気質があり、猫を飼うことにはハードルがありました。
ちなみに奥さんも娘も猫アレルギーという疑いもあり、猫を飼うことは難しい背景があります。
犬派と猫派に意見がわかれていることもあり、両方飼うの選択肢が出てこない以上、どちらかを飼うということは、ありえない状態でした。
猫を迎え入れた経緯
子猫を発見したときの様子
ある土曜日の小雨が降った後で、動きもせず、母猫の呼びかけに弱々しく「にゃぁ」って答えるレベルに弱っている子猫が倒れてました。
しかも倒れている場所が運転席からは死角になっているタイヤの前だったので、気づいていなければ最悪ケースもあり得るところでした。
奥さんと娘が子猫の存在に気づき、自分を呼んでくれました。
見に行ってみると、母猫の問いかけにも応える回数も少なくなってきました。
これはまずいと思い、まず今やっている動物病院が周辺にあるのか調べました。幸い、クルマで5分くらいの場所に営業中の動物病院がありました。
今までペットを飼ったこともないので、当然のようにキャリーとかもっているはずもなく、ダンボールにタオルを敷いてたものを用意しました。
母猫もいるし、子猫の反撃もあるかもしれないので、キャンプの焚き火とかで使う革の手袋を装着して子猫に近づいてみました。
子猫を持ち上げようとすると、近くで見ていた母猫に「シャーァ!」っと威嚇されました。
飛びかかっては来そうになかったので、子猫を持ち上げてみると地面に出血の跡があり、首から出血していることがわかりました。
ダンボルールの中にそっと置き、クルマに乗り込み動物病院へ向かいました。
病院での様子
病院についた頃には、鳴くこともなく動きもせず、ただ呼吸で動いているだけでした。
動物病院というところに行ったこともなかったので、どうすればよいかわからなかったのですが、緊急度合いを伝えたかったので受付の人に、保護したときの状況と状態を説明して、ダンボールの中を見てもらいました。
受付の人も察してもらえて、一旦ダンボールを預かって獣医さんの意見を聞いてくれることになりました。
しばらく待っていると、獣医さんから声がかかり、状況をお話させてもらいました。
- 倒れていたときの状況
- 自分の飼い猫ではなく、野良猫であること
- 治療が終わった後のこと
一番最初に聞かれたのは、『治療が終わった後は、ご自身で飼われますか?』でした。
- 地域の保護センターでは、キャパシティがいっぱいで預かることができない
- 自分自身で飼うことができないのなら、里親を自分で探す必要がある
裏を返すと、『このまま置いていかれるのは困る』、「治療費払う人を明確化したい」ということを暗に言ってるのかと深読みしてしまう自分はおかしいですかね??
保護して病院に連れて行った時点で、自分の中では我が家に迎え入れると決めていたですが・・・
そんな会話していると院長先生から呼ばれました。
- 低体温で弱っていて治療しても予後はわからない
- 出血しているところは、カラスにでも襲われたんじゃないか
- 治療してみて状況に変化があったら連絡する
- 治療費は自治体?保護団体?が一部負担してもらえるが個人負担
というところで、一旦、入院することになりました。
入院中の様子 その1
入院初日には病院からの連絡はありませんでした。「低体温で・・・」のくだりがあったので、初日を乗り越えられば回復してもらえるんじゃないかと思っていました。
2日目の営業時間内に奥さんが電話をしてくれました。
医院長先生からのコメント
- ずーっと点滴をしているが、フードも食べれるようになった
- 出血してた傷は、縫うほどではなかったので治療せず
- 元気になるまでに4、5日掛かりそう
- 営業時間であれば、会いに来てください
と、いった感じでした。
まだ24時間点滴しているようで、元気いっぱいという感じではないようです。
ちょっと気になったのが24時間点滴していて、1週間くら入院すると治療費っていくらかかるんだろうかと。
見守りが必要だと、1日5千円から1万円かかるような記事を見かけ、不安もこみ上げてきたのも間違いありませんでした。
割り切るしかないなと、このころは思っていました。
入院中の様子 その2
入院中の猫ちゃんに、奥さんが会いに行ってくれました。
前足に点滴のチューブが刺さっていて、そこが痛々しい状態ではありましたが、フードも食べてるので一安心しました。
生まれたて子猫くらいの歩き方でしたが、自分の足で歩いて、可愛い鳴き声を聞いた時点で、奥さんも飼うことに気持ちが倒れたようです。
人が寄ってくると、ご飯を食べている最中でも、人に寄ってきてしまうくらい人に慣れていることがわかりました。
野良猫でこんなに人を警戒しない子猫がいることにも驚きでした。
医院長先生のコメント
- 点滴+フードでだいぶ元気になってきた
- あと2〜3日で退院できる
- 治療費のトータルは4〜5万円くらい
- 血液検査の結果、猫白血病は陰性、猫エイズは陽性
治療費に関しては、10万円くらいいくこともあるかと予想をしていました。今まで動物病院を利用した経験がなかったため、相場を全く知らない状態でした。
ネットで調べてみると、点滴など24時間絶え間なく治療が発生するような状態だと、1日5千円から1万円くらいと書いてありました。
1万円×7日間だと、10万円近く行きそうだと思っていたところでした。
医院長先生から、
「負傷猫を保護してくれたのと、今後も面倒みてれるってことで、1万5千円を負担してください」
と言っていただきました。本当にありがたかったです。
退院に向けて、猫ちゃんを受けれる準備をしなきゃとなりました。
家猫として保護猫を迎え入れる
退院するまで後3日ほどしかないため、準備しなければならないものが、どれくらいあるのかもわからないまま、ネットで調べてピックアップしました。
正直、これが一番悩んだところでした。
必要なサイズ感や、材質などわからないのに、選択肢だけはいっぱいあるからです。
しかも時間がないため、ネットの情報だとコメント主の置かれた状況とか、猫ちゃんの月齢などをよく調べることができませんでした。
こうなったら、ペットショップで聞きながら言われた感じのものを用意していくしかないと思い、聞くことにしました。
猫ちゃんを迎え入れるために用意したもの
月齢としては生後2ヶ月程度で、元野良猫であるため、まだ小さい。母猫の姿を見ているが、大きいのかどうかは判断できない。
一旦、子猫サイズで揃えてみたのが以下のアイテムです。
- 猫用のケージ(ネットで手配)
- トイレ&猫砂
- ベッド
- ご飯用の食器
- フード(ウェット&ドライ)
- おもちゃ(猫じゃらし)
- キャリー(折りたたみできるソフトケース)
猫用のケージは、平面だけでなく縦方向に移動できると運動になるとあったので、3階建てにしました。が、アイリスオオヤマのスリムキャットケージにしてみました。
実は、ここが一番の後悔ポイントになりました。
一番下フロアの床面サイズが75cm×47cm、2段目、3段目のサイズは30cm×40cmで、そこそこ広いかと思ったのですが、狭かったです。
一番したのフロアにトイレを置いたら、ご飯皿を置くので精一杯となります。
2段目、3段目は狭いので、ベッドを置くことができないレベルでした。
1番下のフロアを2番目のフロアの高さが結構ありまして、3段目から2段目はジャンプできても、2段目から1段目へは子猫だと飛び降りれなかったです。
当日の迎え入れ
キャリーでお迎えに行き、嫌がることもなくキャリーに入り、クルマで家に来ました。
「今日から、ここが君の家だよ」と伝えました。
母猫さんはいないけど、我が家の家族の一員として一緒に生活していくことを約束しました。
人を恐れない部分が、ここでも発揮し、部屋に入るなり怖がることもなく散歩するし、家族全員と挨拶をすることができました。
人もこわがらない。場所見知りもしないのでフードも食べる。といった感じで飼われてたんじゃないかと思うほど手のかからない野良猫ちゃんです。
これからの暮らし
今までペットを飼ったことがない家族が初めて、猫とクラス生活を送ることになります。
今まで気にならなかったことを気にしないといけなくなりまし、大変なこともいっぱいあると思っています。
キャンプに行けるのか、旅行に行けるのか、平日の昼間は猫一人で暮らしていけるのか・・・と心配なことはいっぱいありますが、少し暮らした中で、大変以上の猫ちゃんの存在はとても愛しく感じられるものでした。
野良猫の平均寿命は3年から5年がほとんどだそうです。そんなに短いことも今回調べて初めて知りました。
この子が天寿をまっとうできるそのときまで、安心してくらせる環境を用意します。
こんな気持になったのは、自分の子供が生まれたとき以来、久々の感覚です。
野良とくらべて自由度は低くなってしまうかもしれませんが、野良では味わえないくらい幸せにくらしてもらえるように、人間側が努力していきます。
これからよろしくね「元野良猫のルナちゃん!」
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